捕まえてごらん、出来るもんなら

見てきたー。

いやーまじで3階の1番上の列、正真正銘の最後尾やった。

で、目の前の席のおばちゃんが前のめり姿勢になりがちで、見えづらかった………。しかも、明らかな前のめりではなくて、やや前のめり、なので「前のめりやめて下さい」とかの注意しにくい感じで、、私は1番後ろだから自分の後ろいないから、おばちゃん以上に姿勢正して首伸ばして見てました。苦笑。最後列の特権だな。

 

以下、ネタバレ含みます。

 

 

ひーさんお歌はそれほどお上手ではないので前半はそこそこ音外していましたけども、声が可愛いんだな。高めというか若い。役柄的に10代〜20代だからというのもあるけど、声が澄んでいて若々しいので、本当にピュアボーイな人みたいでした。なので詐欺師なのに憎めない。純粋に良い人って感じでした。終始小学生みたいというか。パパ大好きな息子さんって感じで父親役の方と2人で歌う場面とか本当に楽しそうだったよ。もともとひーさんは年上男性と仲良くするのが好きなんだと思うけど、そういう気質が役にも活きてました。それと、ブレンダ役の横山由依さんとのベッド上で半裸で歌う曲は、まあオペラグラスでガン見したよね。ひーさんちょっと姿勢悪過ぎて、横山さんの肩を抱くというより肩を組むという感じで、なんか恐喝しそうな体勢で甘い歌を歌うのがちょっと笑ってしもーたけど、ちゃんとキスも数回してたしお似合いだなぁと、なんならプライベートでも付き合っちゃえよと内心思っております。とにかく、ひーくんが若々しくて可愛かった。

 

あと、吉田栄作さんもね、めっちゃくちゃスタイルいいのよ!足長くて顔小さくて、めちゃくちゃカッコいいのよ。あんな50代いませんよ。凄い。歌も上手いし芝居も上手い(たぶん)、ダンスは出来ないんだけど、非常に良い役者さんでしたよ。銭形のとっつぁんみたいな感じでした。

 

あとは、お母さん役が美人さん!宝塚の人でしたね。春野寿美礼さん。非常に魅力的かつお歌上手くて素敵でした。

…て、春野寿美礼さんって黒蜥蜴でめっちゃカッコよかったあのトップさん?まじで?わーめっちゃ男前だったのよね宝塚時代めっちゃなんかこうバンコラン的な感じの妖艶な。そっかーあんな素敵なマダム役やる女優さんになったんだー。すごーい。

 

お父さん役の方とお母さん役の方は舞台慣れているタイプの、ミュージカルな歌い方で、とっても歌が上手かった。

ひーさんと吉田栄作さんは、ミュージカル的な発声ではない感じ。

横山由依さんはその中間な感じで、歌うまかったです。

 

舞台としてはちょっと説明的過ぎかなとは思ったけども、飽きることなく見ることが出来ました。生バンドなのも素晴らしかった。

 

生い立ちに問題抱えてるから、頭良いのに犯罪に手を染めるし、それを自分で止められない、でも本当は誰かに止めて欲しい、家族思いでいつか幸せだった頃のように両親に仲良くなって欲しいし、自分も理想的な女性と幸せな家庭を持ちたい、だから純真無垢に嘘をつくという、矛盾だらけの主人公の悲哀が、けっこう胸にくるものがあり、終盤は涙ぐんでしまいました。

 

見に行けて良かった。楽しかったです。

パンフレットは買いました。

グッズは興味無くて買ってません。

 

公演も折り返しとのこと。

カンパニーの皆さんが健康で、最後まで誰も欠けることなく、無事に完走できますようにと祈っております。